品質保持期間の延長
食品・医薬品・化粧品等の原料において、酸化・ビタミン悪化や微生物からの影響を保護し、より長い品質保持期間を提供します。樹脂や接着剤、ペンキ等の溶媒を含む製品へも、理想的な品質保持期間の延長をもたらします。
ガス、蒸気や液体は、プラスチック容器の壁を透り抜け、外側へ徐々に抜け広がってしまう可能性があります。また、容器の内側の分圧と外の周囲の圧力の違いがある場合、物質は低い圧力の方へ浸透する特性があり、内容物の品質への影響、さらには内容量の減少に影響を与える可能性があります。
その上、容器の外側へ抜け出たガスなどによる危険性、また内容物喪失による影響は計り知れません。その結果、危険物の安全な輸送に適していない容器となる可能性があります。
危険物輸送における内容物の浸透性の潜在的影響を考慮し、法律上にて使用される可能性のある容器について、規則が定められております。
危険物輸送に関する国際的な法律であるIMDGコードの第4.1.1.2章(「欧州危険物国際道路輸送協定(ADR)」なども含む)は、以下を明記します:
危険物と直接接触するIBC容器やその他大きな包装容器:
(c) 危険物の通常の輸送状況においては、危険を冒す浸透性を防がなければならない。
また必要に応じて、これらの容器は適切な内部の層または処置を備えていなければならない。
革新的な技術開発により世界で初めてEVOH層を用いた6層インナータンクを使用したIBCの製造を開始し、浸透性を抑える容器を提供しております。そして内容物の品質を保護し、危険のリスクと環境汚染を防ぎます。サプライチェーンにおいて、より大きな柔軟性とより経済効率を提供致します。
シュッツの研究・技術開発の躍進により、IBCやPEドラムにおいてEVOHバリアーの代わりとなり、浸透性を防ぐことができます。SMP加工の施されたプラスチック容器は、製品輸送、保管時において、溶媒に対する高い抵抗により、確実な安全を確保します。そして、浸透性が低いことにより環境保護につながります。SMP加工はHDPEの強度・特性に影響を及ぼしません。